とあるロー生の雑記帳

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【アニメ】2017秋アニメの感想

秋アニメが終わってから大分日が経ってしまったので、すでに記憶が曖昧になっている部分がありますが、思い出しつつ書いていきます。

 

ラブライブ!サンシャイン‼︎

http://www.lovelive-anime.jp/uranohoshi/

アイドル活動の話よりも、日常回の方が面白かったです。キャラクターの個性は豊かといえば豊かですが、1期からあまり変わらないので、マンネリ化している部分も感じました。とは言え、ルビィちゃんは2期で大きく成長して、良かったです。

 

いぬやしき

 http://www.inuyashiki-project.com

当初は、「寄生獣」あたりの焼き直しかと思いましたが、これはこれで別の良さがありました。犬屋敷さんの人格者な部分が丁寧に描かれていて、見る側まで感化されるようでした。あと、犬屋敷さんの娘の麻理ちゃんが可愛かったです。

 

少女終末旅行

http://girls-last-tour.com

これは本当に名作でした。見る人を選ぶ作品ではあると思いますが、個人的にはここ数年で見た中で最高傑作です。戦争によって既に崩壊してしまった世界、誰もいない廃墟の中を、チトとユーリのふたりの少女が旅をします。時に生き残りの人間と遭遇し、ロボットに出会い、人類文明の残滓を利用しながら、ふたりは先へと進んでいきます。それはまさに、ふたりが世界について哲学をしていく道のりでもあるわけです。都市とは何か、人生とは何か、音楽とは何か、戦争とは何か。チトとユーリのふたりぼっちの世界、そこは終末世界の寂寥感というよりは、生きることへの愛着、思索することの豊かさで満たされているように思いました。

さらに付け加えるなら、チトとユーリの関係がまた良かったです。ふたりは緊張感を孕みつつも互いに助け合い、時に少女らしく無邪気に戯れる。若干の依存関係も見てとれますが、それはドロドロしたものではなく、あくまでも少女に似つかわしくサラリとしたもの。灰色に染まった終末世界の中で、水彩画のように伸び伸びと描かれる百合要素は、見ていて心地の良いものでした。